義肢製作のスペシャリスト

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ケガや病気によって手足(の一部)を失ってしまった人にとって生活必需品となるのが、義手・義足・義指等の義肢です。障害によるハンデキャップをカバーし、円滑な日常生活を営むためには、身体にフィットした使いやすい義肢の存在は欠かすことができません。義肢装具士は、こうした義肢の製作を業とするスペシャリストです。義肢のほかに、ギプスやコルセットなどの治療用装具の製作を手がけることもあります。義肢装具士は厚生労働省認定の国家資格となっています。仕事は作業場における加工や組立が中心となりますが、採寸や装着、調整の際には患者とじかに接し、アドバイスなどを行うこともあります。ものづくりの技術と医療従事者としての心構えがともに要求される職種です。

義肢装具士の資格は国家試験に合格することで取得できますが、受験資格を得るための方法はいくつかあります。一般的なのは高校卒業後に3年制の専門学校で学び、必要な知識や技術を身につけることです。これ以外にも大学や短大で所定の単位を修めた後に養成課程で学ぶ方法、職業能力開発促進法に定める技能検定に合格した後に養成機関で学ぶ方法などがあります。義肢装具士国家試験の受験者数は毎年200人前後で、合格率はおおむね85%程度です。資格取得後の主な就職先は、義肢製作に関わる一般企業や個人経営の作業所です。障がい者向けスポーツの用具を製作する運動用品メーカーからも求人があります。地雷被害者を支援するNGOに所属し、海外で活躍している人もいます。

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